:競艇選手になろうと思ったきっかけは?
:父が競艇好きだったことが大きいですが、自分もスポーツ選手に憧れてて、体を動かす仕事がしたかったんです。最初は競馬の騎手になりたかったんですが、気付いたときにはもう高校を卒業していたので、騎手は諦めて。その後、競艇の選手募集のCMを見て受験を決意しました。計5回受験して、受かるまで2年半かかったので、選手になったのは21歳と遅かったです。
:スポーツ好きの栢場選手。なかでもマラソンはものすごい熱の入れ様だとか? はじめたきっかけは?
:元々、体が弱かったことと、6年前、レース中に右ひざに全治3カ月のけがをして筋力をつけないといけなくなったことがきっかけです。けがの治療中、1カ月間ギプスをはめたことで全然筋力がなくなって、そのときは本栖の訓練以上ってくらい、つらいリハビリを受けました。当時は仕事一本で運動をまったくしてなかったので、つらかったです。その後2〜3年してもまだ体は弱いし、その頃体重制限が45キロから47キロになったことで、重りも5〜6キロ積まないといけないことになって、この先選手を続けていくには今のままではだめだと感じて「体を変えるしかない、体を一から鍛え直そう」とマラソンをはじめることにしました。基礎を習いにマラソンランナー・谷川真理さんのスポーツ塾に通いはじめたらハマっちゃいました。マラソンがなかったら今の自分はないですね。普段は1時間のジョギングをして、週末などは2〜3時間走ってます。

:これまでに出場したマラソン大会は?
:ハワイのホノルルマラソンに4回出て、去年日本でフルマラソンに出たときはたくさん練習したから一番タイムがよくて3時間41分でした。2月の東京マラソン(※)にも平田さやか(4286/東京)と糸數(由里)さん(3328/東京)と3人で出るんです。でも1月中ずっと風邪をひいてて練習できなかったので今回、記録更新は無理。ってこれ言い訳ですね。健康管理がなってなくてホントに情けない…。
※2月17日に行われた「東京マラソン2008」を、栢場選手は3時間50分21秒で完走しました!
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:すごく自分に厳しいんだね。
:もちろん! 私は自分に厳しいですよ!
:他にも競艇選手で一緒に走ってる人がいるの?
:仲間はけっこういますよ〜。野辺(香織・3707/埼玉)も潮田(浩子)さん(3469/福井)も一緒にホノルルに行ったし。(それは栢場選手が誘って…?)そうですよ! 「走りませんか?」って誘ったら「走ります!」との返答だったので「じゃあ、行きましょう!」っていう流れになりました。私は去年、タイムを4時間切ったのでもうホノルルは卒業したんですけど、それまでは毎年先輩や後輩を連れて楽しく参加していました。みんなは1回で気が済んでると思うんですけど、私だけはやめられないんですよね〜(笑)。

:競艇選手としての信条は?
:競艇選手って、仕事場でだけ頑張るのではなく、体を鍛えたり、ペラを作ったり、毎日の生活がレースに反映されると思うんです。なので私は常日頃から仕事のことを意識して過ごしています。私の場合、マラソンという趣味がうまく仕事に結びついているので、すごくいい趣味を持ったと思います。昔は華奢で体が弱かったんですが、最近先輩とかに「変わったね」って言われるのがすごくうれしくて、もっと頑張ろうって思えます。

:今後の課題は?
:去年も事故(フライング)が多かったので、事故しないことが課題ですね。誰だってスタートをいけば勝てるけど、スタートをいかなくても勝てるレーサーになりたい。1マークだけで勝負するんじゃなくて、競りにも強くなりたいんです。あと、6年前にけがをして以来、自分でもレースに対して消極的になったなと思う面があって。
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それまでは、1マークでも2マークでもツケマイで、全速で攻めていたんですけど、けがをしてからは2マークで攻めることにどこか消極的になっていると感じています。少しずつ克服できてはいるのですが、まだ完全に殻が破れていない部分があるので、克服したいです。
:当面の目標は?
:優勝です! ずっとしてないので、もう一度したい。

:将来的にどんなレーサーになりたい?
:選手を長く続けていくには体力的に厳しい面も出てくると思うんです。なので、体を鍛えてずっと元気なレーサーでいたい。先輩もみんな元気なんですけど、私はさらにスーパーばあちゃんを目指します! 選手をやっている以上は1日1日を精一杯、何事にも頑張っていたいです。



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